前回のセルビア・ニシュの旅は、以下の記事からご覧ください。
コソボから北マケドニアの首都 スコピエ までは、バスで約2時間ほど。国境越えですが、想像していたよりもスムーズに到着しました。
この区間のバス予約は FlixBus ではなく、Traveling.com(旧getbybus) という別の予約サイトを利用しました。予約後はPDFチケットがメールで送られてきて、それをバスの運転手に見せるだけ。紙に印刷していなくても、スマホ画面の提示で問題ありませんでした。
バルカン半島では FlixBus が走っていない区間も多いため、Traveling.com も覚えておくとかなり便利です。
スコピエの宿泊先|立地・価格・清潔感のバランスが最高
スコピエ到着後は、すぐに宿へ。今回宿泊したのは Railway Hostel です。
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バスターミナルから近く、旧市街までも徒歩圏内。観光にも作業にも便利な立地でした。
3泊で42ユーロと価格も良心的で、いわゆるバックパッカー向けホステルというより、マンションの一室を改装したような落ち着いた空間。内装も新しく、清潔感があります。
Wi-Fiも安定していて、特に気になる点はなし。
「安くて、静かで、ちゃんと快適」な宿を探している人には、かなりおすすめできます。
旧市街は石畳なので、スーツケース移動はとても大変&建物が古い傾向があります。宿を探している方は、旧市街の外で泊まった方が無難かもしれません。
スコピエ旧市街観光モデルコース(徒歩)
以下は 旧市街 → 市立博物館 へ向かうモデルコースです。
もちろん逆順(市立博物館 → 旧市街)でも問題ありません。
スコピエの観光スポットは ほぼ一直線上に密集 しているため、地図を見ながら「点と点を歩いてつなぐ」感覚で回れるのが特徴です。無駄な移動が少なく、とても観光しやすい街だと感じました。
スコピエ要塞(Skopje Fortress)
最初に向かったのは Skopje Fortress。


ここからは、首都スコピエの旧市街を一望できます。城壁の内側に沿って歩くと、ちょっとした展望スポットに辿り着けます。道はやや分かりづらいですが、人の流れを追えば問題ありません。

入場料は無料。
景色がとても良いので、夕方〜日没前 に訪れるのがおすすめです。
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スタラ・チャルシヤ(旧市街)散策
要塞から再び旧市街へ戻り、スタラ・チャルシヤ を散策。

カフェや雑貨店が立ち並び、歩いているだけでも楽しいエリアです。価格はやや観光地価格ですが、雰囲気を味わう目的でカフェに入ってみるのも良いと思います。
スコピエの旧市街は、オスマン帝国時代のイスラム文化の影響を強く受けています。アザーン(礼拝の呼びかけ)の時間帯になると、人々が道に出て祈りを始めるため、一時的に通行しづらくなる場所もあります。観光中は少し余裕を持って行動すると安心です。
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北マケドニア正教会と歴史スポット
旧市街周辺には、北マケドニア正教会の Church of the Ascension of Jesus があります。
18世紀に建立された教会で、外観は意外と控えめ。
敷地内には革命家 ゴツェ・デルチェフ の墓もあり、マケドニア近代史に興味がある方にはぜひ立ち寄ってほしい場所です。
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ホロコースト記念センター
スタラ・チャルシヤを抜けると、Holocaust Memorial Center for the Jews of Macedonia があります。
かつてこの周辺には多くのユダヤ人が暮らしていましたが、第二次世界大戦中に強制収容所へ送られ、街から姿を消しました。
賑やかな観光エリアのすぐ近くにあるからこそ、立ち寄ることで街の「もう一つの顔」を知ることができます。
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ストーンブリッジとマケドニア広場
そのまま Stone Bridge を渡ります。
ヴァルダル川に架かるこの橋は15世紀、オスマン帝国時代に建設されました。全長約200mの石造アーチ橋で、地震や戦争を乗り越えて今も残る、スコピエ最古級の建造物です。

橋を渡ると、マケドニア広場の象徴
Alexander the Great Statue が現れます。
この像は2014年に建てられたもので、独立後の北マケドニアが国家アイデンティティを示す象徴として、古代マケドニア王国の記憶を引き継ぐ存在として設置されました。
一方で、建設費の高額さから国内外で賛否が分かれた像でもあります。
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マザーテレサ記念館
広場からまっすぐ進むと、Mother Teresa Memorial House が見えてきます。
そう、ここ北マケドニアは マザー・テレサ生誕の地。
館内では、彼女の生涯や思想、写真や資料が展示されています。宗教的な背景に関わらず、「一人の人間が世界に与えた影響」を感じられる場所です。


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スコピエ市立博物館
さらに進むと Museum of the City of Skopje に到着。
スコピエの歴史を総合的に展示する博物館で、外壁にある時計は 1963年の大地震が発生した時刻(5時17分) で止まったままになっています。
街の成り立ちや苦難の歴史を知りたい人には、ぜひ訪れてほしい場所です。
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スコピエで食べたもの
Restaurant Palas-Jr / Ресторан Палас Џуниор
旧市街でローカル客が多く入っていたため、ケバブを食べに
Restaurant Palas‑Jr へ。
バルカンのケバブは、小ぶりな肉を数本、パンに挟んだり煮豆の上に乗せたりするスタイル。
ランチとしてちょうど良いボリュームで、素朴ながら満足感の高い一皿でした。

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Burgerslut Kisela Voda
バーガー好きなら間違いなくおすすめ。
肉厚なパティから溢れる肉汁と濃厚なチーズに、トマトの酸味が絶妙にバランスを取っています。食材のフレッシュさが印象的で、個人的にはかなり好みのバーガーでした。

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おすすめコワーキング|Public Room
スコピエで作業するなら Public Room 一択。
カフェですが、客の8割がPC作業。完全にコワーキング的な空気感です。
3泊4日の滞在中、2日通ってしまいました。
仕事が終わったらそのままビールを1杯。
「作業 → リラックス」まで完結する理想的な場所でした。

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まとめ|スコピエは「静かに深い」首都だった
スコピエは、派手さこそないものの、
- オスマン帝国
- バルカンの宗教・民族史
- 近代国家としての葛藤
がコンパクトに凝縮された街でした。
観光地が一直線に並び、徒歩で回れる点も旅人には嬉しく、
宿・食事・作業場所まで含めて 「長居しやすい首都」 だと感じます。
バルカン半島を旅するなら、通過点にするのは少しもったいない。
1〜2泊でもいいので、ぜひスコピエの街を歩いてみてください。
次回は、湖畔の街オフリド編です。
