前回のモンテネグロ・ブドヴァ、コトルの旅は、以下の記事からご覧ください
モンテネグロからサラエボへ|6時間半の絶景バス旅
traveling.comで予約して、約6時間半の大移動になります。
正直、長距離移動ではありますが、これまでバスでいろんな景色を見てきた中でも、このシーズン(11月中旬)のモンテネグロからボスニアへの景色は、間違いなくトップクラスに印象に残るレベルの絶景でした。

特にモンテネグロのプルジネ(Plužine)周辺ですが、このエリアを走っているときの景色は本当に圧巻です。山岳地帯と湖、深い渓谷が連続し、まるで映画の中に入り込んだような感覚になります。
自分はバスの左側に座っていましたが、左側の席は特におすすめです(湖や谷の景色がよく見えます)。
本音を言うと、「死ぬまでにもう一度見たい」と思わせるレベルの景色でした。
サラエボ到着|夜到着時の注意点
ボスニア・ヘルツェゴビナのバスターミナルに到着したのは夜19時。
自分は基本的に、夜に到着した場合は無理に移動せず、ターミナル付近で宿を探すようにしています。
これは特にサラエボでは重要で、理由はこの国の特殊な構造にあります。
ボスニアの複雑な国家構造
ボスニア・ヘルツェゴビナは、一般的な国とは違い、かなり複雑な政治体制を持っています。
1992〜1995年のボスニア紛争により、
セルビア人・クロアチア人・ボシュニャク人の間で激しい対立が発生しました。
その結果、現在は
- スルプスカ共和国
- ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦
という2つの主体で国が構成されています。

今回自分が到着したのはスルプスカ共和国側で、サラエボの旧市街(バシュチャルシヤ)へ行くには連邦側に移動する必要があります。
そのため、夜に無理に移動するのはおすすめしません。
初日の宿
最初の1泊は「prenoćište Rale - Rale rooms」に宿泊しました。
料金は20ユーロで、支払いはキャッシュのみでした。
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夜ご飯|ローカルフードとビール
晩御飯は近所を歩いて探し、「Ćevabdžinica Mrkva Dobrinja」でハンバーガーをテイクアウト。

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さらにスーパーでボスニアの定番ビールを購入して晩酌しました。

ハンバーガーとビールの組み合わせはやっぱり最高です。
旧市街へ移動|バス事情
次の日は近くのバスターミナルから旧市街へ移動。
バスは現金のみで、約2マルク(約1ユーロ)でした。
⚠️ ポイント
- クレジットカードは基本使えない
- 必ず現地通貨(コンバーチブルマルク)を用意
自分はたまたまコソボで出会った台湾人からボスニアのコインをもらっていたので助かりました。

宿泊|旧市街すぐの好立地ホステル
今回泊まったのは「Hostel Vagabond Sarajevo」。
3泊で36.5ユーロという破格の安さです。
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正直、共有スペースは狭く、ノマド向きではありませんが、立地は最高。
サラエボ旧市街の魅力|東西文化の交差点
サラエボ旧市街は、オスマン帝国の影響が強く残るエリアです。
一方で、そのすぐ隣にはヨーロッパ風の街並みが広がっており、
「東西文化の境界線」がはっきり見える非常に珍しい都市構造になっています。


また、第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件の現場も近く、歴史的にも非常に重要な場所です。
サラエボの観光スポット
Sarajevo rose
ボスニア紛争の犠牲者を追悼するための印。砲撃跡に赤い塗料を流し込んだものです。街中に点在しており、戦争の記憶を今に伝えています。

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永遠の炎
第二次世界大戦の犠牲者を追悼するモニュメント。炎を絶やさず燃やし続けることで、記憶を風化させない意味があります。

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イエスの聖心大聖堂
サラエボ中心部にあるカトリック大聖堂。街のシンボル的存在で、遠くからでも目立ちます。

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セビリ(Sebilj)
旧市街の中心にある木造の給水所。鳩が大量にいるので、すぐに分かります笑
水は飲用可能で、自分も一口飲みましたが普通に飲めました。
※鳥が苦手な人は注意

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ラテン橋
サラエボ事件の現場。近くに博物館があり、当時の資料を見ることができます。


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Yellow Fortress
サラエボを一望できる無料の展望スポット。夕方に行くのがおすすめです。

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行けなかった場所
次回は「Sarajevo Brewery」に行きたいです。
歴史あるビール工場で、レストランも併設されています。
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レストラン
Sedef
家庭的なボスニア料理が楽しめる隠れ家的レストラン。
ドルマやクレペ(Klepe)などのプレートを注文しました。
素朴で優しい味で、とても満足度が高かったです。

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Dženita
チェバピ(肉料理)とクレペを注文。
どちらも自分の口に合っていて、とても美味しかったです。
昼からのビールも最高でした。

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後悔ポイント
唯一の後悔はボスニアコーヒーを飲めなかったこと。
セビリ周辺にカフェはたくさんありますが、タイミングを逃すと普通に行き忘れます。
これは次回リベンジ確定です。
ノマド作業カフェ
宿では作業が難しかったため、カフェで作業していました。
Fabrika Coffee Sarajevo IIは、半分以上がノマドワーカーのような雰囲気で非常に作業しやすいです。
ただし注意点として、店内喫煙OKなので、タバコが苦手な人にはかなり厳しい環境です。
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まとめ|サラエボは「美しさ」と「重さ」が共存する街
サラエボは、単なる観光地ではなく、
歴史・文化・戦争の記憶が強く残る特別な都市でした。
- 東西文化が交差する独特の街並み
- 戦争の傷跡がリアルに残る現実
- それでも日常が続く街の空気
これらが混ざり合い、他のヨーロッパ都市では味わえない体験ができます。
特にモンテネグロからのバス移動は、
景色だけでもこの旅をする価値があるレベルでした。
観光だけでなく、少しでも歴史に興味がある人には、ぜひ一度訪れてほしい場所です。
次はクロアチア・ザグレブに向かいます。
