前回のモルドバ・キシナウからチェコ・プラハへは飛行機を利用しました。
フライト時間はおよそ2時間ほどで、思ったよりもあっという間に到着します。
プラハ空港から市内への行き方
プラハ空港に到着して外へ出ると、すぐ目の前にバス停があります。
ここに黄色の券売機が設置されており、市内までのチケットを購入できます。

チェコの交通チケットは30分券・60分券・1日券など数種類あります。宿の場所までの距離に応じて選びましょう。
バスに乗るタイミングでチケットを有効化(打刻)するのを忘れずに!
ちなみに、一度有効化すればバス・トラム・地下鉄すべて共通チケットとして使えるのが嬉しいポイントです。
宿泊:Czech Inn Hostel
今回宿泊したのは「Czech Inn Hostel」。
1週間のドミトリー滞在でおよそ17,000円ほどでした。
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部屋は男女混合の20〜30人部屋で、ベッドのカーテンは半分までしか閉まりません。
空いているベッドを示すため、チェックイン時に渡される紙を差し込む仕組みです。
大部屋なので、初めてのバックパッカー宿泊には少しハードかもしれませんが、
施設自体はとても清潔で快適です。
旧市街までは少し距離がありますが、Wi-Fiが速く、カフェスペースや共有スペースも広めなので、
作業目的の人には十分おすすめできます。
「安く長期滞在したい」「静かに作業したい」という人にはちょうどいい宿だと思います。
観光スポット:見どころ多すぎ注意!
プラハ観光の中心はやはり旧市街周辺。
範囲が広く、一日で全部回ろうとするとかなり歩きます。
石畳の道が多く、疲れやすいので歩きやすい靴は必須です。
プラハは本当に「どこを切り取っても絵になる街」。
全部を見ようとするのではなく、1日1テーマで回るのもおすすめです。
プラハの天文時計(Astronomical Clock)
「プラハの天文時計」は毎正時になると鐘が鳴り、観光客が一斉に集まります。
600年以上も動き続ける中世のからくり時計で、太陽・月・星座の位置を示す複雑な仕組みが見どころ。

すぐそばには旧市街広場が広がっており、昼下がりにコーヒー片手に散歩するのが最高の時間。
観光客の熱気と街の荘厳さがちょうどいいバランスです。

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カレル橋(Charles Bridge)
15世紀初頭に完成した、旧市街とプラハ城をつなぐ歴史ある橋です。
橋の上には30体以上の聖人像が並び、「嘘みたいに豪華」という表現がぴったり。
カレル橋から見下ろすヴルタヴァ川の景色はまさに絵画のようで、
「ディズニー映画の世界みたい」と言う人が多いのも納得です。
朝や夕方の時間帯は人が少なく、特におすすめです。

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プラハ城(Prague Castle)
小高い丘の上に立つ巨大な城塞で、内部にはいくつもの教会や歴史的建造物があります。
チケットはいくつか種類がありますが、「Main Circuit」を購入すれば主要な見どころをすべて巡れます。
(2025年9月12日時点では「Old Royal Palace」は修復中で入れませんでした。)
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聖イジー教会(St. George‘s Basilica)
プラハ城の中でもひときわ目を引く赤レンガの教会。
内部は幻想的なフレスコ画やステンドグラスで彩られており、静謐な雰囲気に包まれています。



聖ヴィート大聖堂(St. Vitus Cathedral)
プラハ城の中心にそびえる大聖堂。外観も荘厳で、内部の光の差し込み方が印象的です。


ここで初めて「cathedral(カテドラル)と basilica(バジリカ)の違い」を調べました。
- カテドラル:司教の椅子がある、その地域の中心的な教会
- バジリカ:歴史的・宗教的功績が特別に認められた教会
つまり、聖ヴィート大聖堂はプラハ教区の中心(カテドラル)であり、
聖イジー教会は歴史的に重要な教会(バジリカ)という位置づけになります。
黄金の小道(Golden Lane)
かつて錬金術師や職人たちが暮らした小さな通り。
カラフルな小さな家々が立ち並び、まるでおとぎ話の世界のよう。
写真映えするエリアです。

丘の上から眺めるプラハの街並みも圧巻で、赤い屋根が連なる風景は息をのむほど美しいです。

食事スポットおすすめ
Bistro
旧市街の広場で、気軽に外でビールを楽しめるお店。
一人旅でも入りやすく、開放的な雰囲気。個人的にプラハで一番好きな場所です。

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Kantýna
お肉好き必見!豪快なカルパッチョやソーセージが楽しめます。
観光客にも人気で、店内は活気にあふれています。

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U Kroka
伝統的なチェコ料理が味わえる名店。
自分はチェコ伝統料理シュビチュコヴァ(Svíčková)を食べましたが、上品な味で大満足。他にも美味しそうなメニューありました!

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季節のイベントとお酒
9月はブルチャーク祭り(Burčák Festival)の季節!
ブルチャークとは“ワインの赤ちゃん”と呼ばれる微炭酸の新酒で、
ジュースのように飲みやすく、つい飲みすぎてしまう危険なおいしさです。


また旧市街のハヴェル市場(Havelský trh)では、
はちみつ酒「メドヴィナ(Medovina)」を味わうことができます。
見た目は黄金色で、味はまるで温かいグリューワインのよう。
寒い季節に飲むと、体の芯から温まります。

まとめ
プラハは中世の街並みがそのまま残る、まるでタイムスリップしたような都市。
お城・橋・広場・ビール・音楽、どれをとっても魅力的です。
カフェで一息つきながら街を眺める時間も、この街では最高の観光のひとつ。
旅慣れた人でも新たな発見がある、そんな不思議な魅力を持っています。