「作ったアプリをちょっと誰かに見せたい!」
そんな時、普通ならHerokuのようなPaaSやAWSなどのクラウドサービスを使ってデプロイする必要があります。でも、それってちょっと面倒くさいですよね。
この記事では、ローカル環境で動いているアプリを一時的に外部公開したい時に便利なサービスを紹介します。
ただし、本番運用にはおすすめしません。自己責任でどうぞ!
※筆者はmacユーザーのため、Windows手順は割愛しています。
1. ngrok
利用手順
まずは、ngrok公式サイトにサインインします。
サインイン後、macOS向けのインストール手順はこちらに書かれています。
以下利用手順の画像も貼っておきます。

上記の3ステップでOK!
※ 8080
の部分は、自分のアプリが動いているポートに変更してください。
たったこれだけで外部公開できます。簡単すぎてびっくり。
2. Cloudflare QuickTunnel
Cloudflareが提供しているトンネル機能です。おそらく一番シンプルに使えるサービス。
利用手順
まずはインストール:
brew install cloudflared
その後、以下のコマンドでトンネルを作成:
cloudflared tunnel --url http://localhost:8080
これで一発OK。ほぼ何も設定しなくても https 経由でアクセスできるのがありがたい!
詳細は公式ドキュメントをチェック。
3. zrok
zrokは一番クセがあるけど、使えると便利なトンネリングツールです。
インストール
Homebrewでもインストールできますが、バージョンの不整合でエラーが出る可能性が高いです。
素直に公式サイトからバイナリをダウンロードしましょう。

利用手順
1. アカウントを作成し、ログイン。
2. サイドメニューから zrok
を選択。

3. 表示される zrok enable <token>
コマンドをコピー。

ターミナルで以下を実行:
zrok enable <your_account_token>
zrok share public 8080
一番手間はかかりますが、しっかり動けば強力。
なぜ調べたのか?
実は、Threads(Facebook系のSNS)の認証を試すために、これらのサービスを使っていました。
Facebook系のOAuthを使うには、httpsでアクセス可能なサーバーが必要。
そこで、今回紹介したサービスで一時的にhttps対応させたわけです。
しかし…
FacebookのOAuthは、ngrok・Cloudflare・zrokなど一部サービスからのアクセスを弾くことが判明。。(泣)
結局、ローカルではダメで、独自ドメインを使って本物のサーバーを立てて認証を試すことになりました。
まとめ
サービス名 | 手軽さ | HTTPS対応 | 備考 |
---|---|---|---|
ngrok | ◎ | ◎ | 簡単・有名 |
Cloudflare QuickTunnel | ◎ | ◎ | 一番簡単かも |
zrok | △ | ◎ | ちょっとクセあり |
ちょっと見せたい、確認してもらいたい、そんな時は上記サービスが超便利。
でもあくまで開発・検証用途限定で、本番ではちゃんとしたデプロイ環境を使いましょう!