2025年6月にバンコクへ2週間滞在しました。その際、次にバンコクへ来たら黄熱病ワクチンを打とうと決めていたスネークファーム(正式名称:Queen Saovabha Memorial Institute)へ行ってきたので、備忘録としてまとめます。
スネークファームの場所
Google マップで “Snake Farm (Queen Saovabha Memorial Institute)” と検索するとピンが立ちます。サイアムやシーロムから車で10〜15分ほど。
受付は屋外にあるため、猛暑の中を歩いて向かうより Grab など配車アプリを使うほうが快適です。
当日の持ち物
- パスポート(原本)
- マスク(スタッフも来訪者も着用率ほぼ 100%)
- 現金(バーツ)※私は3,940 THBかかりました
流れ(1週目)
- 発券機で番号札を取得
- 血圧測定
- 自動血圧計があり、結果がプリントアウトされます。
- 患者登録用紙を記入(初回のみ)
- 番号を呼ばれたら 血圧用紙・登録用紙・パスポートを提出
- 再度名前を呼ばれたら、案内に従って建物内へ移動
スタッフは全体的にフレンドリーで 英語も通じやすい ので安心です。

建物内での受付
入口横のタッチパネルで来院目的やパスポート番号を入力しますが、スタッフがほぼ代行してくれました。
「何のワクチン?」と聞かれたので "Yellow Fever(黄熱病)" と回答し、その場で手続き完了。
問診とワクチン選択
- 問診ブースで医師と会話。
- 「アフリカへ行く予定は?」と聞かれたため「詳細未定だが行く予定あり」と回答。
- 世界一周中であることを伝えると、推奨ワクチンをいくつか提案してくれました。
公式サイトにはワクチン一覧が載っていますが、実際は “狂犬病(Rabies)” も接種可能 でした。結果的に以下の 5 種のうち、A・B型肝炎以外の 4 種を選択:
ワクチン | 回数 / スケジュール |
---|---|
黄熱病(Yellow Fever) | 1回 |
狂犬病(Rabies) | 2回:1週目・2週目 |
腸チフス(Typhoid) | 1回 |
Tdap(破傷風・ジフテリア・百日咳混合) | 1回 |
A・B型肝炎 | 要2〜3回接種(A型は2回目6ヶ月後、B型は2回目1ヶ月後)だが、今回はスケジュール的にパス |
狂犬病は 2 回目を 1 週間後に打つ必要があるため、旅行日程に余裕があるか必ず確認してください。
会計と費用目安(2025年6月時点)
訪問 | 内容 | 合計 |
---|---|---|
1週目 | 黄熱病・Tdap・狂犬病① + 患者登録料 + サービス料 | 2,920 THB |
2週目 | 腸チフス・狂犬病② + サービス料 | 1,020 THB |
合計 | 5ショット | 3,940 THB |
- 狂犬病ワクチン:1回 350 THB(公式サイト未掲載)
- 黄熱病+狂犬病のみの場合は 約 2,800 THB
接種とその後
- 同日に 3本まとめて打つのは人生初で緊張しましたが問題なく終了。
- 接種証明書(国際証明 “イエローカード”) を受領。
- 副反応
- 1週目:特に症状なし
- 2週目:夜に発熱し、2日間ベッドから動けず
- 長期滞在や次の移動予定を組む際は、発熱などダウンタイム込みで計画するのが無難です。

参考にした記事・公式情報
- Queen Saovabha Memorial Institute 公式サイト(最新の受付時間・価格を確認できます)
- 個人ブログ・旅行記(実体験ベースの流れが具体的で役立ちました)
今回、参考にさせて頂いたサイトを載せておきます。
まとめ
- Grab で楽に移動 → 屋外受付 → 血圧 → 登録用紙 → 問診 → 会計 → 接種 の順。
- 狂犬病や黄熱病など、日本より格安かつ英語対応で接種可能。
- 副反応対策として解熱剤やゆとりある日程を用意すると安心。
- 2週間以上の滞在が取れるなら、複数ワクチンを一気に済ませるチャンス!
海外長期・周遊を計画している方の参考になれば幸いです。